任天堂のゲーム音楽が聴き放題
「Nintendo Music」速攻レビュー。何が聴ける?使い勝手は?さっそく使ってみた
任天堂がゲーム音楽聴き放題サービス「Nintendo Music」を提供開始。使い勝手を編集部記者がさっそく試してみた。
Nintendo Musicは、マリオやゼルダ、スプラトゥーン、どうぶつの森など、任天堂のゲーム音楽を楽しめる音楽配信サービス。スマートフォン向けのサービスで、iOSとAndroidでアプリを配布している。
Nintendo Switchの有料サービス「Nintendo Switch Online」(月額306円)加入者向けの特典という位置づけで、同サービス加入者なら追加料金は不要。なお、Nintendo Switch OnlineはNintendo Switch非所有者でも加入できるので、「Switchを持っていないけどNintendo Musicを利用するためにNintendo Switch Onlineに加入する」ということも可能だ。また、7日間無料体験も提供している。
配信されている楽曲は、まだサービスイン初日ということもあってか正直それほど多くない印象で、例えばゼルダの伝説シリーズであれば、「時のオカリナ」と「ブレス オブ ザ ワイルド」だけだったりと、各作品ともシリーズ全作が揃っているわけでもない。
ただ、ファミリーコンピュータからSwitchまで、歴代任天堂ハードの作品がバランスよく取り揃えられている。今後のラインナップ拡充にも期待大だ(※本記事の最後に、本日10月31日時点で配信されている作品タイトルを列挙する)。
なお、アプリへのログインにはニンテンドーアカウントを使用する。「さがす」(楽曲検索)機能に「あそんだゲームソフト」という項目があり、Nintendo Switch Onlineに加入しているSwitchユーザーであれば、自分がSwitchでプレイしたソフトの曲が配信されているかどうかがひと目でわかる。異なるサービスで共通のアカウントを使うメリットをうまく活用していると言えるだろう。
楽曲は、ゲームタイトル名はもちろん、「クッパ」「デデデ大王」「とたけけ」などといったキャラクター名や、例えばスプラトゥーンの「ナワバリバトル」「サーモンラン」といったゲーム内のシチュエーションごとなど、様々なプレイリストを用意(「デクの樹」でプレイリストが用意されているのには驚かされた)。また、各ゲームからスローテンポな曲を集めた「おやすみなさい」、アップテンポな曲を集めた「元気を出して」などといったプレイリストもある。
音楽再生時には、楽曲に関連したゲームの画面写真を表示。「ゲームソフトのネタバレ防止」機能も用意しており、アプリ内の設定でソフトを登録しておくと、そのソフトに含まれる曲の表示・再生を制限できるなど、ゲーム音楽ならではの配慮も行われている。
ネタバレ防止をオンにすると、指定したソフトの楽曲すべてが再生できなくなる。個人的にはエンディングなどの一部楽曲を隠すだけでもいいようにも思うが、そのゲームを始めたばかりのユーザーが先の展開を知ってしまわないようにするためには全楽曲を隠してしまったほうがよいという配慮なのかもしれない。
「ながさチェンジ」機能も搭載。通常の再生では楽曲はフェードアウトして終わるが、この機能をオンにすればゲーム中のBGMのように途切れることなく音楽が流れ続けるようにできる。同機能は「15分・30分・60分」の中から長さを設定可能だ。
なお、ながさチェンジ機能は一部楽曲のみの対応。対応楽曲には再生画面のUIに「ながさチェンジ」アイコンが表示される。
設定から音質を「高音質」「バランス」「データ節約」の3種類から選択可能。サポートサイトには、コーデックは書かれていないが、ビットレートは高音質が約320kbps、バランスが約192kbps、データ節約が約64kbpsと記載されている。
また、モバイルデータ通信、Wi-Fiそれぞれでデフォルトの再生音声設定を変更可能。楽曲をスマホ本体にダウンロードして再生することももちろん可能だ。
音楽アプリとしての使い勝手もよくできており、一般的な音楽アプリを使っている人ならば使い方で迷うことはないだろう。検索機能もインクリメンタルサーチにちゃんと対応しており、キーワードを入力している途中でも予測検索結果が表示される。例えば「まり」までの入力でもスーパーマリオ関連の楽曲がヒットするといった具合だ。
そのほか、バックグラウンド再生にももちろん対応。音楽を再生しながらウェブやSNSを見たり、画面をスリープしてポケットやバッグにスマホをしまっても音楽を聴き続けることができる。
前述したようにまだゲーム作品数はそれほど多くないものの、それでも現時点で満足度は十分に高い。任天堂のゲームに触れたことのある人ならば、試してみて損はないサービスだと感じた。
膨大なゲームタイトルを世に放っている任天堂。過去に発売されたサントラCDがプレミア価格になってしたり、そもそもサントラが発売されていないゲームもある。今後のラインナップ拡充が楽しみでならない。
■Nintendo Music 2024年10月31日時点での配信ゲーム作品(編集部調べ)
<ファミリーコンピュータ>
・スーパーマリオブラザーズ
・メトロイド
<ゲームボーイ>
・ドクターマリオ
・星のカービィ
<スーパーファミコン>
・スーパードンキーコング
・スーパーマリオ ヨッシーアイランド
<NINTENDO 64>
・ゼルダの伝説 時のオカリナ
・スターフォックス64
<ゲームボーイアドバンス>
・ファイアーエムブレム 烈火の剣
<ニンテンドーゲームキューブ>
・メトロイドプライム
<ニンテンドーDS>
・トモダチコレクション
・nintendogs
<Wii>
・スーパーマリオギャラクシー
・Wiiチャンネル
<Nintendo Switch>
・スーパーマリオオデッセイ
・マリオカート8デラックス
・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
・星のカービィ スターアライズ
・あつまれどうぶつの森
・スプラトゥーン3
・ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
・ピクミン4
Nintendo Musicは、マリオやゼルダ、スプラトゥーン、どうぶつの森など、任天堂のゲーム音楽を楽しめる音楽配信サービス。スマートフォン向けのサービスで、iOSとAndroidでアプリを配布している。
Nintendo Switchの有料サービス「Nintendo Switch Online」(月額306円)加入者向けの特典という位置づけで、同サービス加入者なら追加料金は不要。なお、Nintendo Switch OnlineはNintendo Switch非所有者でも加入できるので、「Switchを持っていないけどNintendo Musicを利用するためにNintendo Switch Onlineに加入する」ということも可能だ。また、7日間無料体験も提供している。
配信されている楽曲は、まだサービスイン初日ということもあってか正直それほど多くない印象で、例えばゼルダの伝説シリーズであれば、「時のオカリナ」と「ブレス オブ ザ ワイルド」だけだったりと、各作品ともシリーズ全作が揃っているわけでもない。
ただ、ファミリーコンピュータからSwitchまで、歴代任天堂ハードの作品がバランスよく取り揃えられている。今後のラインナップ拡充にも期待大だ(※本記事の最後に、本日10月31日時点で配信されている作品タイトルを列挙する)。
なお、アプリへのログインにはニンテンドーアカウントを使用する。「さがす」(楽曲検索)機能に「あそんだゲームソフト」という項目があり、Nintendo Switch Onlineに加入しているSwitchユーザーであれば、自分がSwitchでプレイしたソフトの曲が配信されているかどうかがひと目でわかる。異なるサービスで共通のアカウントを使うメリットをうまく活用していると言えるだろう。
楽曲は、ゲームタイトル名はもちろん、「クッパ」「デデデ大王」「とたけけ」などといったキャラクター名や、例えばスプラトゥーンの「ナワバリバトル」「サーモンラン」といったゲーム内のシチュエーションごとなど、様々なプレイリストを用意(「デクの樹」でプレイリストが用意されているのには驚かされた)。また、各ゲームからスローテンポな曲を集めた「おやすみなさい」、アップテンポな曲を集めた「元気を出して」などといったプレイリストもある。
音楽再生時には、楽曲に関連したゲームの画面写真を表示。「ゲームソフトのネタバレ防止」機能も用意しており、アプリ内の設定でソフトを登録しておくと、そのソフトに含まれる曲の表示・再生を制限できるなど、ゲーム音楽ならではの配慮も行われている。
ネタバレ防止をオンにすると、指定したソフトの楽曲すべてが再生できなくなる。個人的にはエンディングなどの一部楽曲を隠すだけでもいいようにも思うが、そのゲームを始めたばかりのユーザーが先の展開を知ってしまわないようにするためには全楽曲を隠してしまったほうがよいという配慮なのかもしれない。
「ながさチェンジ」機能も搭載。通常の再生では楽曲はフェードアウトして終わるが、この機能をオンにすればゲーム中のBGMのように途切れることなく音楽が流れ続けるようにできる。同機能は「15分・30分・60分」の中から長さを設定可能だ。
なお、ながさチェンジ機能は一部楽曲のみの対応。対応楽曲には再生画面のUIに「ながさチェンジ」アイコンが表示される。
設定から音質を「高音質」「バランス」「データ節約」の3種類から選択可能。サポートサイトには、コーデックは書かれていないが、ビットレートは高音質が約320kbps、バランスが約192kbps、データ節約が約64kbpsと記載されている。
また、モバイルデータ通信、Wi-Fiそれぞれでデフォルトの再生音声設定を変更可能。楽曲をスマホ本体にダウンロードして再生することももちろん可能だ。
音楽アプリとしての使い勝手もよくできており、一般的な音楽アプリを使っている人ならば使い方で迷うことはないだろう。検索機能もインクリメンタルサーチにちゃんと対応しており、キーワードを入力している途中でも予測検索結果が表示される。例えば「まり」までの入力でもスーパーマリオ関連の楽曲がヒットするといった具合だ。
そのほか、バックグラウンド再生にももちろん対応。音楽を再生しながらウェブやSNSを見たり、画面をスリープしてポケットやバッグにスマホをしまっても音楽を聴き続けることができる。
前述したようにまだゲーム作品数はそれほど多くないものの、それでも現時点で満足度は十分に高い。任天堂のゲームに触れたことのある人ならば、試してみて損はないサービスだと感じた。
膨大なゲームタイトルを世に放っている任天堂。過去に発売されたサントラCDがプレミア価格になってしたり、そもそもサントラが発売されていないゲームもある。今後のラインナップ拡充が楽しみでならない。
■Nintendo Music 2024年10月31日時点での配信ゲーム作品(編集部調べ)
<ファミリーコンピュータ>
・スーパーマリオブラザーズ
・メトロイド
<ゲームボーイ>
・ドクターマリオ
・星のカービィ
<スーパーファミコン>
・スーパードンキーコング
・スーパーマリオ ヨッシーアイランド
<NINTENDO 64>
・ゼルダの伝説 時のオカリナ
・スターフォックス64
<ゲームボーイアドバンス>
・ファイアーエムブレム 烈火の剣
<ニンテンドーゲームキューブ>
・メトロイドプライム
<ニンテンドーDS>
・トモダチコレクション
・nintendogs
<Wii>
・スーパーマリオギャラクシー
・Wiiチャンネル
<Nintendo Switch>
・スーパーマリオオデッセイ
・マリオカート8デラックス
・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
・星のカービィ スターアライズ
・あつまれどうぶつの森
・スプラトゥーン3
・ポケットモンスター スカーレット・バイオレット
・ピクミン4