PR独自立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」対応モデルが拡充
ソニー新サウンドバー「HT-A5000/A3000」徹底レビュー! 「立体音響の臨場感」がより身近に
音楽ライブを収録したUltra HDブルーレイの映画作品を視聴した。ボーカルの声の表情を豊かに引き出す。繊細なニュアンスの変化を的確に捉える。とても上品できめ細かなサウンドに包まれる心地よさだ。スタジアムで演奏するバンドの楽器を鮮やかに響かせながら、広大なライブ会場のスケール感を悠々と描いてみせた。
HT-A5000は高さ方向のサウンドをリアルに再現するイネーブルドスピーカーを搭載している。エレキギターの高音を伸びやかに響かせ、ドラムスのシンバルやハイハットの余韻をゆったりと広げる。まるでライブ会場で聴いているような自然な包囲感が見事だ。会場の熱気まで伝わってくる。
今回視聴に使ったブラビアA90Jシリーズにはアコースティック サーフェス オーディオ プラスが搭載されている。アコースティックセンターシンクをオンにして、テレビからセンター音声を出力して聴くと、ボーカルの音像がさらに力強さを増す。奥行き方向に広がる空間の見晴らしもまた一段と鮮明になる手応えがあった。対応するブラビアが組み合わせられるのであれば、ぜひ積極的にオンにして使いたい機能だ。
さらにリアスピーカーのSA-RS5を用意して、360SSMによる立体音楽体験もぜひ味わってみたい。
ホームシアターシステムのメニューから後方左右に配置したスピーカーをペアリングして、自動音場補正を行えば環境の最適化が速やかに行える。
比べながら聴くと、360SSMのサウンドは情報量がケタ違いに豊富だ。音場の広がりは、なるほど部屋のサイズによる限界を感じさせない。ボーカルや楽器の音像がとても力強く立ち、背後からはオーディエンスの熱い歓声が押し寄せてくる。巨大なスタジアムで演奏される音楽の臨場感に吸い込まれてしまった。
今回はサブウーファーを加えず、HT-A5000が内蔵するサブウーファーだけで視聴した。だぶつきが抑えられていて、タイトでパンチが効いている。ベースやドラムスが刻むビートが腹の底を突くような感覚を楽しんだ。360SSMで聴くと低音域の重心がさらに下がり、演奏が安定する。
HT-A5000とHT-A3000は、ブラビア側のクイックメニューからサウンドバー側の設定を調整でき、サブウーファー音量は最大/中間/最小の3段階から強度が選べる。デフォルトでは中間が選択されているが、音楽ライブやアクション映画、ゲームなどを楽しむ際には「最大」を選択してもいい。コンテンツへの没入感が深まるだろう。
HT-A3000の持ち味は明るさと切れ味の鋭さ
続いてHT-A3000を単体で聴いた。先ほどと同じ音楽ライブの作品から聴いてみる。
HT-A5000の上品できめ細やかなサウンドに比べると、HT-A3000の持ち味は明るさと切れ味の鋭さ。3.1chのスピーカー構成ながら広大な音場の描写力も実に豊かだ。
ベースのリズムは音の輪郭を太い線で明瞭に。ダイナミックに躍動するドラムスのリズムが小気味よい。ボーカルやギターのメロディからバイタリティがあふれだす。演奏以外の日常的な会話のシーンでも、ダイアローグはメリハリが効いていて歯切れが良く聴きやすかった。
ステレオ音源のミュージカル作品も視聴した。ボーカルは張り艶がとても豊かで活き活きとしている。S/Nがよく、舞台の奥行きが広く見渡せる。HT-A3000のサウンドが古い映画から色あせない感動を引き出してくれる。
本機もリアスピーカーを加えることで360SSMに対応する立体音楽体験が味わえる。ホームシアターシステム単体によるサウンドに慣れ親しんだ後、わが家のホームシアター体験をレベルアップしたくなったら、ぜひ360SSMの環境導入を検討すべきだ。
ソニーの先端技術を惜しみなく投入したふたつの実力派ホームシアターシステムのスタンダードモデルが登場する。ほかのホームシアターシステムでは味わえない臨場感が手軽に味わえる新しいラインナップを大いに歓迎したい。
(提供:ソニーマーケティング株式会社)